お客様が帰る時「ありがとうございました」などという言葉をかけるのはどこのお店でもやっていることです。この言葉は、お客様は当たり前に思っています。しかし、この言葉にもう一言プラスアルファすることによってお見送りのときにも会話ができるのです。「食事はいかがでしたか?」や「またお越しください」などお見送りにふさわしい言葉をかけることによって最後まで心に残すことができる。

また、出入り口までお見送りすることもとても良い印象を与えます。美容室や小売店では、お客様の荷物を持って出入り口までお見送りすることが多くなっています。お客様の後ろ姿が見えなくなるまで深々とお辞儀してお見送りすることも大切です。

また、お客様が帰る前に「お忘れ物はありませんか」と一言かけることはマニュアルにあることが多い。しかしそれだけではなく、お客様が帰った後でも自分の目でお席を確認することも大切。もし、忘れ物があった場合もう一度取りに来る時間や、交通費のロスを考えれば、早く見つけて声をかける気持ちがホスピタリティでもある。完全に外に出てしまっても走って駆け寄り、渡す気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。

一歩上のホスピタリティ